【vol.58】鳴海周平の全国ぶらり旅|日本三景編
太平洋に面した東北地方の松島、日本海に面した近畿地方の天橋立、瀬戸内海に面した中国地方の宮島。異なる3つの海の恵みのもとで、その独特の地形と文化を育んできた日本三景は、古から和歌や文学などにも登場し、長い歴史の中で多くの人々を魅了してきました。
海の青と松の緑が織り成す対象の妙は、そのまま「地球」のひな形をあらわしているようでもあります。
2015年夏至から1年3ヶ月に及んだ「祈りの旅」で日本三景を訪れ、共通点として感じたキーワードは「宇宙」。遥か昔、先人たちが交信していたかもしれない「宇宙文明」という、ロマン溢れる広大なストーリーが、それぞれの地に遺るエネルギーから、とても色濃く感じられたのでした。
様々な節目を経て、いよいよ始まる「新生地球」に「宇宙」というキーワードが、大きく関わってくることは間違いないでしょう。
日本三景が織り成す美しいひな形は、地球の未来が明るく素晴らしいものであることを、はっきりと示しているように感じました。